女性特有の不調

年代によって違う「原因」と「セルフケア」のポイント

いわゆる「更年期不調」に悩む女性は多いですが、20代後半から「更年期」のような症状に悩む方も多くいます。女性ならではの月のリズムもある中、不調をそのままにしていると、加齢とともに免疫不全などを起こすこともあり注意が必要です。一生付き合う自分の体をいかに労われるか?もしも不調を感じつつも見て見ぬふりをしている方がいたら、自分を大切にするセルフケア参考にしてください。


➀更年期世代(40代後半〜50代)

🌙主な不調の例

  • ホットフラッシュ(のぼせ・ほてり)
  • めまい・動悸・不眠
  • イライラ・気分の波
  • 肩こり・頭痛・疲れが取れない
  • 肌の乾燥・たるみ・体重増加

🔍原因

👉 女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少が主な要因。
卵巣機能が低下し、ホルモンバランスが乱れることで自律神経の不調や代謝の変化が起こります。

🌿有効なセルフケア

頭〜首・肩のリンパマッサージ
→ 自律神経を整え、ホットフラッシュや頭痛をやわらげます。

深い呼吸+骨盤底筋の軽いストレッチ
→ 血流促進&女性ホルモンのバランスをサポート。

大豆イソフラボン・発酵食品の摂取
→ エストロゲンの類似作用で更年期の不調に◎

「がんばりすぎない」習慣をつくる
→ ホルモンの乱れは心にも影響。睡眠・休息を大切に。


②更年期より前(20代後半〜40代前半)

🌙主な不調の例

  • 月経不順・PMS(月経前症候群)
  • 頭痛・むくみ・肌荒れ
  • 冷え・生理痛・便秘
  • 疲れやすい・眠れない
  • 気分の落ち込み・イライラ

🔍原因

👉 ストレス・睡眠不足・冷えなどによるホルモンバランスのゆらぎ
生活リズムの乱れや栄養不足で、脳の視床下部(ホルモン中枢)が混乱しやすくなります。

🌿有効なセルフケア

下腹部〜足のリンパマッサージ&温め
→ 冷えを取り、血流とホルモンバランスを整える。

月経周期に合わせたセルフケア
→ 排卵後〜月経前は「リラックス重視」で。
→ 月経後は「活動的に動く」などリズムを意識。

スマホやカフェインの過剰摂取を控える
→ 睡眠の質が上がり、自律神経の安定に。

鉄・ビタミンB群・マグネシウムを意識した食事
→ ホルモン生成&神経伝達の材料に。


💡どの世代にも共通するポイント

  • リンパの流れを整えて「巡りのいい身体」をつくる
  • 自律神経をゆるめるケア(呼吸・首の温め・頭皮ほぐし)
  • 女性ホルモンと向き合い、体にやさしい選択をすること

🔔 「なんとなく調子が悪い」には理由があります。
女性の体は、ホルモン・自律神経・血流が密接につながっています。
年齢やライフステージに合わせたセルフケアで、揺らぎの少ない毎日へ。