この記事を読む方は、セラピストととして活躍している人ばかりだと思いますので、「リンパとは?」の記事を書くこともはばかられますが…実際のところ、セラピストの皆さんは、お客様に「リンパって何?」と聞かれたら分かりやすく説明できるでしょうか?
私たちなら当たり前に知っていることも、「何も知らない人に」「分かりやすく」教えるのは難しいのではないでしょうか?
リンパとは、体の中にある水(健康な大人で約60%)、その中でも、細胞の外にある水が血管に入ると血液、リンパ管に入るとリンパ液。そのため、リンパ液と血液の成分はほぼ同じ構成だけど、大きな細胞である赤血球はリンパ管には入らないから赤くない。リンパ管は薄く擦りむいた時に出る透明の汁(笑)【黄色透明の液体】をリンパ管と言います。
と伝えると、なんだか分かりやすいかもしれません。
私がセミナーを開くときには、このように伝えていますので「伝わっててくれ!」と願いながら書いています(笑)
リンパはリンパ管やリンパ液の他に、リンパ節など様々なリンパ器官がありますが、
主な仕事としては『免疫』と『ゴミの回収・排泄』の2つがあります。
体のゴミというと、死んだ細胞や、雑菌・ウィルスの他、タンパク質や糖質や脂質など、実は沢山ゴミがありますが、なかでも身の回りに溢れすぎている化学物質は一番の問題ゴミかも知れません。日常的にゴミが体内に増える生活をしている現代で、リンパの流れを良くすることで、増えすぎたゴミを処理できる、全ての人に必要な施術だと感じます。
リンパの流れが滞り、体の炎症が起こり、自律神経が乱れ、血管や内臓が弱まり、免疫が弱まり、いま未病と言われる人や難病と言われる人が増えすぎていますよね。
体の水を淀ませない事で改善されることは沢山あります。
深呼吸一つでも、体内の水は整ってきます。
そういう知識は知っていた方が健康にも美容にも効果的です。
知っている私たちが、周りの知らない人に伝えていくだけでも、健康寿命を伸ばすことに貢献できると思います。
誇りをもって、私たちの持つ知識を伝えていきましょう!
